神の満たしを求める幸い
聖書箇所 コリント人への第一の手紙7章36-40節
しかし、わたしの意見では、そのままでいたなら、もっと幸福である。 Ⅰコリント7章40節
1.父親からの質問
ある父親が娘の結婚について悩んでいました。当時コリント教会には見合う相手がおらず、信仰のない男性と結婚させなければならない状況があったと想像されます。父親は、娘はまだ若く、信仰にも幼いところがあって、未信者との結婚が信仰の妨げになると考えたのでしょう。この父親の悩みに対するパウロの答えとその真意を見ていきましょう。
2.パウロの回答
パウロは、結婚するかしないかを一律に命じるのではなく、主に信頼して決断することを勧めました。娘の将来を人の知恵だけで守ろうとしても、不安は消えません。だからこそ、自分自身がまず主にゆだねる信仰に立ち、その姿を家族に示し続けることが大切だと語ります。結果が見えなくてまだ何も分からない中でも、主の守りと導きを信じて平安を得ていくこと、それが信仰者の歩みなのです。
3.パウロの本心
パウロが本当に伝えたかったのは、「結婚か独身か」ではなく、神さまによって満たされる生き方でした。人は仕事やお金、人間関係など世の不足を懸命に埋めようとします。ですが、神さまはそれ以上の霊的な満たしを与えてくださるお方です。満ち足りた生活を世のものに求めていくのではなくて、神さまを第一にして歩んでほしい、世の満たしによる安心を求めるのではなく、霊によって満たされる幸いを経験してほしいとパウロは願っていました。
2026年5月17日 週報より