復活されたイエスさま
聖書箇所 ヨハネ 19章32-34節、ヨハネ20章1-2節、19-21節、Ⅰコリント15章17節、20-22節他
もしキリストがよみがえらなかったとすれば、あなたがたの信仰は空虚なものとなり、あなたがたは、いまなお罪の中にいることになろう。 コリント人への第一の手紙15章17節
1.イエスさまのよみがえり(復活)
聖書は、十字架上でのイエスさまの完全な死を記しています(ヨハネ19:32-34)。イエスさまは仮死状態で蘇生されたのではなく、完全に死なれた後、三日目に復活されたのです。弟子たちやお仕えしていた女性たちは、復活について事前にイエスさまから聞かされていました。そして実際に空になったお墓を目撃しました。しかし彼らもはじめはイエスさまの復活を理解出来ませんでした。
2.復活のイエスさまに会った弟子たち
この後、復活を信じられない弟子たちの所に、イエスさまが直接来られました。イエスさまの「安かれ」とのなつかしい声を聞いて、弟子たちはようやくイエスさまの復活を確信しました。そしてイエスさまの復活の証人として用いられていきます。
3.復活の意味
聖書は、「キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである(Ⅰコリント15:20)」と言います。初穂とは、作物の最初の収穫です。初穂が良ければ収穫も良いのです。イエス・キリストを信じる者は、このキリストの良い初穂(復活)に倣い、死んでも生きる者とされます。信じた私たちは、肉体が滅んだあとも霊において生き続けるのです。そして御国で相応しい体が与えられて、イエスさまとともに永遠に生きます。イエスさまの復活は、イエスさまを信じる者を死の恐怖から解放し、この世の勝利者とすることへの絶対的な裏付けなのです。
2025年4月20日 週報より