お言葉をそのまま受け取る
聖書箇所 ローマ人への手紙10章8節
言葉はあなたの近くにある。あなたの口にあり、心にある。 ローマ人への手紙10章8節
1.パウロの願い
パウロはユダヤ人でしたが、異邦人の救いのために遣わされました。そして、同じユダヤ人の救いをも心から願っていました。ユダヤ人たちは律法を守るための決まりを自分たちでたくさんつくり、それをひたすら守っていたのです。しかしパウロは、律法を守るという行いによる義ではなくて、救い主イエスさまを信じて、信仰による義へと彼らを導こうとしていました。
2.パウロの導き
パウロは「イエス・キリストが十字架の死によって神の義をいただける道を備えてくださいました。そのイエス・キリストを信じるだけです。そうすれば神の前に義とされます。人の頑張りや律法を守ることで神の義を得ようとする必要はありません。神さまに心を向けていれば、神さまの前に義として歩むことができるように神さまがしてくださいます」と言っています。
3.私たちへの導き
ユダヤ人たちの間違いの始まりは、神さまのお言葉を頭で理解し納得しようとしたことでした。これに対してパウロは、「神さまからのお言葉は私たちのそばにあり、私たちの口にあり、私たちの心にあって、それを行うことができるように神さまが力をくださるのです」と言います。近くにあるお言葉を遠くしているのは、世的な考えや自分の頭で納得したいと思う思いなのです。私たちも聖霊のお導きをいただきながら、お言葉を素直に受け取りましょう。お言葉を身近なものとして新しい一年を歩んで参りましょう。
2025年1月1日 元日礼拝プログラムより