2026年8月16日日曜日

聖餐式に見るキリストの心

聖書箇所 コリント人への第一の手紙1123-32

だから、ふさわしくないままでパンを食し主の杯を飲む者は、主のからだと血とを犯すのである。コリント1127

1.霊的意味合いの確認

聖餐式は、形だけを厳かに行う儀式ではありません。キリストの十字架による罪の赦しと、流された血による新しい契約の恵みを、自分自身のこととして確認するものです。「私は罪赦され、神の民とされている」との霊的事実に立ち、礼拝、御言葉、祈り、感謝が形だけになっていないかを自ら省み、主との真実な関係を確かめるために与えられている機会です。

2.繰り返すメリット

聖餐式を繰り返し行うのは、キリストの死と与えられた救いの恵みを、何度も思い起こして心に刻むためです。確かに繰り返すことで形式化する恐れがあります。そうであっても、人は神さまの恵みを忘れやすい存在です。なのでこの恵みを繰り返し確認することが必要です。「誰が私のために死んでくださったのか」「私は今どんな恵みの中にいるのか」を繰り返し覚えることが大切なのです。

3.ふさわしくない態度

コリント教会では、聖餐式が形だけになっていました。「ふさわしくない」態度とは、自分が弱さの中にあるにもかかわらず、キリストの十字架による赦しと新しい契約の恵みを受けとめられていないことです。また、「自分を吟味する」とは自分を責めることではありません。今も十字架の恵みを信じ、神さまに信頼して歩んでいるかを確かめることです。聖餐式は裁きの場ではなく、福音に立ち返り、神さまへの信頼による恵みを新たに受け取る場なのです。

2026816日 週報より

2026年8月9日日曜日

キリストにある群れ

聖書箇所 コリント人への第一の手紙1117-34

それだから、兄弟たちよ。食事のために集まる時には、互に待ち合わせなさい。  コリント1133節より

1.乱れた愛餐

当時は、愛餐と聖餐式が一緒に行われていました。しかしコリント教会では、早めに来た人たちが、先に飲んだり食べたりしていたのです。そうなれば、あとで来た信徒の分は無くなり、酔う者までいる始末でした。互いを思いやる愛が失われていたのです。教会の霊性と秩序は乱れ、神さまに喜ばれる群れではなくなっていました。

2.ただの宴会

パウロは、彼らの愛餐を「神の教会を軽んじ、貧しい人を恥じさせるもの」だと戒めました。本来、愛餐は愛によって持てる人が持ち寄り、キリストにある人々と、食事をともにするものでした。しかしコリント教会では、ただの宴会となり、貧しい人を排除し、恥ずかしめていました。彼らは、教会が一つとされたキリストのからだであり、互いを尊び愛を示す群れであることを忘れていたのです。

3.正しい愛餐

パウロは、正しい愛餐のために「互いに待ちなさい」と勧めます。それは全員で食卓を囲み、一つの群れとして愛を実践するためです。教会は年齢や立場を超えて、キリストにあって一つとされた神さまの共同体です。礼拝や祈り会も、自分のためだけでなく互いを励まし、聖霊の導きを求めて集う時です。私たちが自己中心を捨て、聖霊に従って歩むとき、教会全体が霊的に成長し、神さまの豊かな祝福を受ける群れとなります。そして群れの一人一人も霊的成長とともに大いなる祝福が与えられるのです。

202689日 週報より

2026年8月2日日曜日

神の秩序と教会

聖書箇所 コリント人への第一の手紙112-16

そして、すべてのものは神から出たのである。Ⅰコリント1112

1.創造における神の意図

神さまは、男と女を創造されました。男女は、優劣のある関係ではなく、互いに支え合い一つとなって神さまの栄光を現す存在として造られたのです。それぞれに違う役割が与えられているのは、私たちを縛るためではなく、神さまのご計画を実現するためです。神さまが定められた秩序を大切にするとき、私たちは本来の姿で神さまに仕え、教会も祝福のうちに歩むことができます。

2.権威への反発

コリント教会の問題は、神さまが定められた秩序よりも、自分たちの考えや権利を優先しようとしたことでした。当時の「かぶりもの」は、神さまの権威に従う姿勢を示すものでした。大切なのは「かぶりもの」そのものではなく、神さまの秩序を尊ぶ心です。神さまの秩序に従うことは、人に服従することではありません。神さまへの信頼をあらわしていくことなのです。

3.養われる群として

神さまの前では、男も女も等しく尊い存在です。しかし教会では、それぞれに与えられた役割を尊重し合うことで、群れ全体が建て上げられていきます。神さまの秩序を守ることで、神さまの恵みが注がれて、教会が一つのからだとして成長していきます。私たちが神さまの秩序に従い、神さまの栄光と教会全体のためにと願って歩むとき、神さまにあって教会も一人ひとりも豊かに成長していきます。

202682日 週報より