2026年5月24日日曜日

神のもとに帰る群れ

聖書箇所 コリント人への第一の手紙81-6

わたしたちには、父なる唯一の神のみがいますのである。万物はこの神から出て、わたしたちもこの神に帰する。Ⅰコリント86

1.「愛」という判断基準

コリント教会では、偶像に供えられた肉を食べてもよいかが問題になっていました。人々は知識によって「偶像には実体がない」と理解していました。ここでパウロは「愛」を土台に考えるべきだと教えます。知識だけでは人は高ぶり、群れを傷つけてしまいます。しかし聖霊の助けをいただいて、回りの人々への配慮と愛の心で判断すれば、正しい答えが導かれるとパウロは言います。

2.偶像の背後で働く悪霊

偶像そのものに力はなく、偶像の神に振り回される必要がないというのは知識においては正しいのです。しかしそこに働く悪霊が人や物を汚している事実を忘れてはならないとパウロは言います。

私たちは知識だけで「問題ない」と軽く考えるのではなく、人を神さまから引き離そうとする霊的な現状に注意する必要があると教えられているのです。

3.神に帰する私たち

福音によって私たちは、唯一の神こそが本来帰る場所だと知らされています。神のもとにある時、人は本当の平安を得ることができます。しかしコリント教会では、個人の信仰はあっても、群れとして互いを愛し支え合う姿が弱く、分裂や争いが起きていました。   パウロは、聖霊によって一人一人の愛の配慮が育つことを願っていました。そうなれば、教会は群れとして神さまのもとに落ち着く場所を見出して、神さまの愛と平安に満たされた群れとされるのです。

2026524日 週報より

2026年5月17日日曜日

神の満たしを求める幸い

聖書箇所 コリント人への第一の手紙736-40

しかし、わたしの意見では、そのままでいたなら、もっと幸福である。 Ⅰコリント740

1.父親からの質問

ある父親が娘の結婚について悩んでいました。当時コリント教会には見合う相手がおらず、信仰のない男性と結婚させなければならない状況があったと想像されます。父親は、娘はまだ若く、信仰にも幼いところがあって、未信者との結婚が信仰の妨げになると考えたのでしょう。この父親の悩みに対するパウロの答えとその真意を見ていきましょう。

2.パウロの回答

パウロは、結婚するかしないかを一律に命じるのではなく、主に信頼して決断することを勧めました。娘の将来を人の知恵だけで守ろうとしても、不安は消えません。だからこそ、自分自身がまず主にゆだねる信仰に立ち、その姿を家族に示し続けることが大切だと語ります。結果が見えなくてまだ何も分からない中でも、主の守りと導きを信じて平安を得ていくこと、それが信仰者の歩みなのです。

3.パウロの本心

パウロが本当に伝えたかったのは、「結婚か独身か」ではなく、神さまによって満たされる生き方でした。人は仕事やお金、人間関係など世の不足を懸命に埋めようとします。ですが、神さまはそれ以上の霊的な満たしを与えてくださるお方です。満ち足りた生活を世のものに求めていくのではなくて、神さまを第一にして歩んでほしい、世の満たしによる安心を求めるのではなく、霊によって満たされる幸いを経験してほしいとパウロは願っていました。

2026517日 週報より

2026年5月10日日曜日

母の日に

聖書箇所 エペソ人への手紙61-3

子たる者よ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことである。エペソ61

1.母の日

母の日はアメリカの教会で始まりました。あるご婦人の娘さんが母親に感謝をあらわす記念会を教会で開いたことがきっかけです。教会は神さまを礼拝する場所です。教会では、いのちを与え、自分の母親を与えてくださった神さまに感謝する日として、母の日礼拝が持たれているのです。

2.祝福される母親

聖書は子どもが無条件に両親に服従するのではなく、母親も神さまの前で責任を負う存在であると教えています。弱さや足りなさがあったとしても、神さまから与えられた役割と責任を懸命に果たそうとしている母親に対して、子どもは従順に聞き従いなさいと言われているのです。母親が神さまの代わりに子どもに生き方を示し、子どもは神さまと向き合い成長することで、母子ともに神さまの祝福を受けることになります。

3.慰めてくださるイエスさま

人間関係のトラブルの背後には人の罪の存在があります。それは親子関係についても同様です。人は誰も完全ではありません。神さまは人を罪から解放するためにイエス・キリストの十字架を備えられました。イエスさまは信じるすべての者に罪の赦しと慰めを与えてくださいます。そして人間関係で傷ついた心も癒してくださいます。慰めも癒しも平安もすべてを与えてくださる神さまに感謝いたしましょう。そして母親に感謝する時を持たせていただきましょう。

2026510日 週報より